今月の輝いている人

今月の輝いている人~上野潤子さん

今輝いている女性、ビジネスウーマンをご紹介しています。

今月は
(株)J-Company 代表 として活躍されております 上野潤子さんです。

 

◆インタビュー◆

◆今日は
(株)J-Company 代表 上野潤子さん に
インタビューさせていただきました。

上野さん 今日はよろしくお願いいたします。
最初に 自己紹介をお願いいたします。

こんにちは。ジュンジュン こと上野潤子です。
(株)J-Company の代表を務めています。
★Facebook: 上野潤子

東京都国立市で、
生活雑貨店「Heart Company」
エステサロン「マダム・ジェイジェイ」
夢をかなえたい人を応援する
「マダムジェイジェイアカデミー」を経営しています。

◆どのようなきっかけで 現在のお仕事を始められましたか?

25年前にマンションの1室で洋服を取り扱うお店を始めました。
その頃から光り物とかハートの形の小物が大好き。
でも日本のハートの雑貨は子どもっぽかったり、あか抜けなかったり…。ニューヨークやサンフランシスコに行くたびに「こういうのが欲しいのに、なんで日本で売ってないの?」って思っていました。
あるとき、「だったら自分でショップを作ればいいじゃない!」って気がついて、作ったのが「Heart Company」です。
海外から商品を取り寄せるだけでは物足りなくなって、オリジナルの商品を日本で作ったり、最近は海外へ発注したりしています。

「 マダム・ジェイジェイ」は、いつもお世話になっていたエステティシャンがおめでたで、お仕事をやめるときいて、「わたしこれからどこのエステに行ったらいいの」と思っていた時にそのエステティシャンから「潤子さんがエステサロンを作ったら?」と言われて(笑)。
マンションの1室でささやかに始めようと思って大家さんに相談したら、「大きな部屋が空いてるから使ったら?」といわれ、それじゃあベッドがいくつも入れられるから、人を雇って…となんだか大掛かりになってしまいました(笑)。今は、耳つぼジュエリーダイエットの施術が人気です。

「こんな物が欲しい!」という気持ちが、仕事につながっていますね。

 

◆大好きなものがお仕事につながったのですね(^^)
今の仕事で、どのような苦労したことや大変だったことがありましたか?

「Heart Company」では、私がデザインした雑貨を海外に発注して生産してもらっています。
まだ海外発注に慣れていなかった頃には、前金を振り込んで、そのまま相手が連絡取れなくなっちゃうこともありました。 サンプルの品質が悪くて、作りなおしてもらって、2回目のサンプルまで見てOKを出したのに、納品されたのを見たら、100個のうち何十個もダメなこともあります。 何がダメって、私のデザインと違うの! 布地を縦に切らなくちゃいけないところを横に切ったり、リボンとかの位置が違ったり。作業する人が「この方が作りやすい」と思うと勝手に変えちゃうんです。
時計の針が動かなかったりすることもよくあるので、今でも納品前の検品にはとーっても神経を使っています。

◆ この仕事のやりがいはどんなところでしょうか。

わたしがいいな?、と思ったもので、他の人も喜んでくれること。
韓国から仕入れたステキなコサージュがありました。「Heart Company」の楽天ショップでそれを見つけた人が、なんと1000個も注文してくれたの。ウエディングドレスに縫い付けるときいた時に本当に嬉しかった!

◆お客様と喜びを分かち合えるのはうれしいことですよね!
上野さんはこの仕事を通してどのように変りましたか?

「メールのやりとりは自分が最後」って決めました。
Facebookのコメントでも、最後に書くのは相手ではなくて自分。
「そんなにひとりずつコメントしなくてもいいのに」とか言われるけど、もうクセになっているので そうしないとなんか気持ち悪いんです。

◆ 上野さんの人生の中でいちばん嬉しかったことは何ですか。

毎日嬉しいことばっかりですよ。
でもやっぱり、パピー(夫)に出会えたことかな?
私のことも仕事のこともすごく理解してくれるし、お料理もできるし、ピアノも弾けるし。 私が仕事のことで大きな決断をした時にも「その決断できたのはスゴイ勇気だね」と認めてもらえて、とても安心しました。

◆ご主人の支えがお仕事のパワーになっているのですね!
上野さんは、人生の中で何か後悔していることはありますか。

後悔している、というのとはちょっと違うかもしれないけど…。
私はとってもわがままで、やりたいことはやる、やりたくないことはやらない。でも、パピーや周りの人のおかげで、楽しく暮らしています。
もっとハングリーだったら、もっとがむしゃらに生きなくちゃならなかったら…。 その時はもっとちがう自分になっていたかな、そういう自分も見てみたかったなと思うことがあります。

◆毎日の生活の中で 大切にしていることは何ですか。

ありがとうの気持ちの届け方です。
学校を卒業して社会人になる時に、父からこう言われました。

誰かに食事に連れて行ってもらったら、その席で「ありがとうございます。ごちそうさまでした」って誰でも言うよね。でも次の日の朝、「昨日はありがとうございました。これ、召し上がってください」と言いながらちっちゃなチョコを渡せる人、潤子にはそう言う人になってほしい。

私もそう言う人になりたいと思ったので、実行しています。
息子たちにもそうなってほしいなと思ったので、自宅にはいつもなにかちょっとしたお菓子を用意しておいて、お友だちのうちへ行く時など、私が仕事で家にいない時でも自由に持っていけるようにしました。私にとっても息子たちにとっても、すっかり習慣になりました。

◆ 上野さんは、これからどのように生きていきたいですか。

私が今まで身につけたビジネスのノウハウを、どんどん伝えていきたいと思っています。

2年前に女優の石井めぐみさんたちと一緒に「くにたち淑女会」を立ち上げて、私のアートフラワー教室をやったり、大好きなゴルフを楽しんだりしてきました。

このメンバーからのリクエストもあって、4月から「くにたちビジネス女子会」を始めます。 起業している人たちが、一緒に真剣にビジネスについて考え、お互いに協力しあってみんなで夢をか なえていきたいですね。

もうひとつは、福島の人たちの役に立てるようなことをしたい。 これまでも、復興イベントに参加したり売り上げを寄付したりしてきたけど、ホントに現地の人の役に立ってるのかなと疑問に感じることもありました。私ができる技術を使って、福島の人と交流していきたいと思っています。 例えば「くにたち淑女会」のメンバーに、うちのサロンで人気のハンドマッサージを覚えてもらって、みんなで福島のひとにハンドマッサージをしにいくのはどうかな?、とかいろいろ考えているところ。今年の秋には形にします!

◆これから起業する人へのアドバイスがありましたら、 お願いいたします。

自分の事業がうまくいく方法だけを考えていると、結局うまくいかない。周りにいる人と一緒に、楽しみながらやっていこうと思っていた方が絶対うまくいきます。
それから、こうやりたいっていうポリシーは大事だけど、それが今の状況に合わない物になっていないかときどき見直してみるといいです。始めた時には時代にぴったり合ってうまく行ってても、しばらくするとそうじゃなくなることもあるし、やりたいことが変わってくることもあるし。

私も最初のブティックは、開店して6ヶ月で共同経営していた人が辞めてしまって、子どもも小さかったから「もう仕事なんか辞めちゃおうかな」と思ったの。 そしたら息子が「ママ、いつもなにかやるときは1年続けなきゃダメって言ってるのに、自分だけやめたらズルい」って(笑)。
じゃあ、1年は頑張ろうって思いながらやっていたら、メディアで取り上げてもらえたり、少しずつうまく行くようになってきました。それで雑貨のお店を出して、そのうち雑貨をメインにしたくなって今まで続いています。あの時辞めてたら今はないですね。辞めなくてよかった!

 

◆お忙しい中 ありがとうございました。これからもますますのご活躍を期待しております!