今月の輝いている人

今月の輝いている人~高安直子さん

今輝いている女性、ビジネスウーマンをご紹介しています。

今月は、(株)チア・ドリームの代表 、 高安直子さん です。

 

◆インタビュー◆

◆きょうは
(株)チア・ドリームの代表であり
プロコーチとして活躍されております
高安直子さんに インタビューさせていただきました

高安さん 今日はよろしくお願いいたします。
最初に 自己紹介をお願いいたします。

みなさん、こんにちは!
高安直子(たかやすなおこ)と申します。
(株)チア・ドリームの代表を務めております。
★Facebook:高安直子

コーチングを中心としたコミュニケーションスキルの講師と、コーチングを通して、個人の夢実現・自己実現を達成するお手伝いをさせていただいております、プロコーチです。

自己紹介をさせていただく際に、いつもお伝えしているキャッチフレーズがありますので、 お伝えしてもいいですか?

それは
『あなたの心のチア・ガール』

いつもあなたの活躍、輝きを元気に応援します♪のメッセージを込めて 10年近く云い続けています。 そろそろガールも薹が立ってきましたが(笑)

◆みなさんの夢実現・自己実現のサポートにいつも心を尽くされているのですね!
どのようなきっかけで 現在のお仕事を始められましたか?

コーチングとの出会いは、今から12年前になります。
その時の私は、ボチボチ子育ても一段落し、さあ、これからの人生何をして過ごそうか?・・と考えた時にハタと思考が停止してしまったのです。
「あれ?私、何がしたいんだろう?」
「あらら?私はどこに向かってこれからの人生を歩むのだろう?」と。
まあ、そのような時ってちゃんと、できてしまった隙間を埋めるような出来事が 起きるものなんですね。
「そんなに答えを出したいのなら、そのヒントをあげるね」と 言わんばかりに、動かざるを得ない状況が用意されてしまいました。

働くことを余儀なくされるというか、
自分の今後の人生の生きがいみたいなものを探しに行きなさい。
という環境が整ってしまったのです。
とても受け身的な表現をしていますが、それを能動的に捉えるよう 私に変化をもたらしたのが、コーチングでした。
すべては、必然だったと今は思います。

まだまだ世間では認識の浅かった時代に“コーチング”の体験講座に参加したのは、 コーチングが「人生の目標が明確になるコミュニケーションスキル」だと謳っていた 新聞の記事を目にしたからです。
体験講座を受けてみて、コーチングに対して、「これだ!」と直感で感じました。
コーチングは仕事になる。
コーチング的な考えや、関わり方はこれからあらゆる人に 必要とされると直感で捉えました。

そして何より、コーチングを学ぶことで自分自身が 助けられたことがたくさんあったことが、 私がこの仕事を始めるダイレクトなきっかけと言えます。

助けられたこと、そのいくつかを紹介すると
・私自身が自分という人間をとてもよく理解できた
・理解できたことで人との関わり方や、相手のことが理解できるようになり、関係性が良くなった
・自分のことを大切に思えるようになれた
・我が子の自立を促す術を知った

などなど・・・

コーチングとの出会いで私自身の人生がより豊かになったという経験から、 人がイキイキと自分らしく生きることにコーチングを活用していただければ、 そして、直接的にコーチングを通して自身の魅力や輝いた生き方をしていくお手伝いをしたい! という想いが、今の仕事につながっているという感じです。

それからもう一つの大きなポイントは、子どもが小さくても 家にいてできる仕事であったことも私にとっては大切な基準でした。

◆コーチングを学ばれて自分を知り、周りの人の自己実現のサポートのお仕事をされようとなさったのですね(^^)
今の仕事で、どのような苦労したことや大変だったことがありましたか?

苦労という苦労はあまりしていないように思います。 綺麗事に聞こえるかもしれませんが、すべての出来事が成長材料と感じています。
あえて言うなら、想いやメッセージを言語化する大切さと大変さ。みたいなところでしょうか?

コーチングだけではなく、コミュニケーション全般に関わる研修やセミナーも実施しているので、 届けたいことが適切に相手の企業様や、チームに運ばれているだろうか?
と考えた時に表現形態に頭を悩ませたり、ワークの内容に行き詰まりを感じたりすることはありますが、それを考え工夫するのが仕事ですから、当たり前のことなのかもしれませんね。

あとは、自身が様々な事情でモチベーションを落としている時でもお客様(クライアント)にコーチングセッションを提供する以上は心のありよう、気持ちを平常心にしておく必要があるので、 意識とマインド、感情のシフトチェンジのスピードは最初のうちは慣れずに苦労したことはありました。

あ、大きな苦労がありました!

ほとんどがアナログ人間の私は、パワーポイントなど研修資料を作るのが、大の苦手。
WEB上での働きがけにも躊躇する。
というより解らない・・・
解らないからいつまでたってもできない・・・
の悪循環でした。

でも作ることが必須であり、伝えるためには不可欠だし。

そうした気苦労を一気に解決してくれたのは、 やはり、でした。
懇切丁寧に指導してくださったり、何なら代行できる部分はしてくださったりと 私の苦手は、どなたかの得意。というちゃっかりさ加減で こうした苦労は解消されつつあります。

◆人に恵まれていらっしゃるのですね!
この仕事のやりがいはどんなところでしょうか?

一言で言うとお客様の変化や成長をダイレクトに感じられるところです。

起業や就職、転職、コミュニケーションの改善など お客様にとって人生の大きなそして大切な転機となるような場面に立ち合せていただけるのは、 とても責任の重いことだと思います。

それはまた同時に、こちらの人間力というか。自己基盤を試される場でもあると認識しています。

ただ、その相手が企業様であれ、個人のお客様であれ もっと向上したい、さらに上を目指したいという想いがあってのことですので、 深刻で暗く、重いご相談ではなく、強く、エネルギッシュなパワーを秘めています。

そうしたご自身や組織のもつ力を最大限に引き出しつつ、 自らの夢や目標達成をサポートさせていただけることは なんとも嬉しく、幸せなこと。
お客様の意識や行動の変容がもたらす成果を手に入れた時に 共に喜びあえるのが、この仕事の大きなやりがいとなっています。

◆お客様と共に喜びあえることは とてもうれしいことですね!
高安さんは、この仕事を通してどのように変りましたか?

自身の変化としては、客観的に自分自身を観ることができるようになった点です。
お客様の姿は自分の映し鏡となっていると思います。
お客様の反応は、自分自身のコミュニケーションの結果だということを、コミュニケーション研修やコーチングを通じて常々感じています。
そのような客観性は以前はなかったと思います。
コミュニケーションの楽しさと大切さを伝える仕事を通して、自身のコミュニケーションのスタイルを再認識させられた感じがします。

また、自己肯定感が増した。ということも私にとっては大きな変化と言えます。
できていないことではなく、やれていること、していることに意識を向けることができるようになりましたね。

それに伴い、親として子どもを信じ、任せる覚悟ができたように思います。
人は影響しあいながら生きて行くものです。 自分を認め肯定することが他者を(子どもも)信頼することにつながり、自分に期待をしながら過ごしていると他者にも期待を寄せていけるようになるものですね。
その結果、当然自分と他者の間のコミュニケーションはグッとスムーズに円滑になっていくものです。

そうした意味では、私と2人の子どもたちの間のコミュニケーションや信頼関係は以前よりも相当強固なものに変わりました。

◆家族の絆もより強固にすることができたのですね!
高安さんの今を4字熟語で表すとしたら どんな漢字でしょうか。


気持ちとしては、“日々感謝”に尽きます。
これは4字熟語ではないかもしれませんが、 漢字4文字で表すと、これがいちばんフィットします。

そして、行動としては“道険笑歩”です。
どんなに険しい道でも、笑って歩く。
ニコニコしていたら、 険しいと感じないかもしれませんしね。

◆ 高安さんが、今いちばん集中して楽しまれていることは何ですか。

お料理ですかね~
もともと食べることや、飲むこと(特にお酒、しかも日本酒♪)が大好きでしたが、今は特に体が喜ぶものを選んで作ったり、いただいたりしています。
免疫力を上げることが目的でもあり、素材や調理の仕方を健康番組やお料理番組などを見よう見まねで試してみています。
お野菜やお肉の50℃洗いなども取り入れてみたりしてますよ。 結局食べ過ぎて免疫力よりも体重が増加している可能性も大ですが(笑)

◆高安さんの人生の中でいちばん嬉しかったことは何ですか。

子どもを授かり、産めたことです。
上の娘を出産する時は、陣痛25時間という超ハードな状況でしたが、その分無事に出産が果たせた時の喜びときたら、それはそれは嬉しかったですね。苦しさから解放された喜びだったかもしれませんが・・・
でも、もっと嬉しかったのは、生まれた子どもを抱っこ出来た時 でした。
破水した状態で何時間もお腹の中にいた為に、子どもが感染症を起こしてしまい無菌室に入院。 出産した子どもを抱っこできないままに数日間を過し、ガラス越しに子どもの顔を眺めては泣いていました。
あ、赤ちゃんではなく、私がです。 おっぱいがパンパンに腫れて、母乳を涙ながらに搾っていたのが今となっては懐かしいですね。
ですから、退院してきた我が子をこの胸に抱きしめることができた時は、感動で胸がいっぱいになりました。
そして、下の子を授かった時がまた嬉しい瞬間でした。
上の子と下の子の間に、妊娠4カ月でお腹の子を流産していましたので、下の子の妊娠が分かった時は本当に嬉しかったです。
何があっても元気に産んでみせるゾと誓ってのことでしたから。 無事に出産までこぎつけ、そして元気な産声を耳にした時には涙が溢れてきたのを思い出します。

◆お子さんの存在は宝物ですね(^^)
高安さんは、人生の中で何か後悔していることはありますか。

唯一といってもいいかもしれませんが、母が生きている間にお礼を伝えることができなかったことです。

ずっと元気で過ごしていた(と思っていた)母は実は倒れた時には全身癌で侵されていました。
年齢の割には、見た目も振る舞いも元気闊達だった母はいつまでも変わらず元気だと勝手に決め込んでいて、纏う気配に少し疲れを感じていたにも関わらず、母に様子を尋ねたり、気になりながらも 会いに行ったりしないままその数日後に母は倒れ、その時に全身が癌で侵されていることを知りました。

余命1カ月を宣告され、毎日お見舞いに行き少しでも長い時間を過ごそうと病院に通っておりましたが、倒れてから9日後に突然病状が急変して帰らぬ人となりました。
まさかこれほどまでに早く母が他界するとは思っていませんでしたので、お礼というか、感謝の言葉を伝えることなく送る事実はやはり辛く、後悔の念でいっぱいでした。
生きている間に「ありがとう」を云いたかったです。

◆お母様と突然の別れは大変お辛かったでしょうね。
高安さんは、これからどのように生きていきたいですか。

命ある限り、精一杯生きたいですね。
どのように生きるかというと、やりたくないことはやらない生き方。
自分の身体や魂が喜びと感じることを仕事でも、プライベートでも優先して生きていきたいです。

最近知ったネイティブ・アメリカンの教えにこのような言葉があります。

『あなたが生まれたとき、みなが笑って、あなたは泣いたでしょう。
だから、あなたが死んだとき、みなが泣き、あなたは笑っているような、
そんな人生を送りなさい』

このような方向性がいいなと思っています。

そして、人に生きる希望を与え、いただく
そんな生き方をしたいと決めています。
そういう人を育成することも私の使命というか大切な仕事であると感じています。

◆出会う方たちにパワーを与え、またパワーをいただいているのですね!
これから起業する人へのアドバイスがありましたら、 お願いいたします。

企業は人なり。といいますよね。
起業も人なり。と私は思っています。

アドバイスができるような立場ではありませんが、 私の拙い経験から、人のつながりや支援があってこその起業だと思っています。
周囲の方々の後押しで、あれよあれよという間に起業していた。
というのが私のスタートでした。

私一人では何もできませんが、こうゆうことをしたいなぁと云い続けていたら様々な分野で協力して下さる方々が現れ、一番したいことだけをすればいい環境を作ってくださっていたように思います。

やりたいことを描きつつ、決意をして人に伝えること、そして、できないことをできないと素直に表していくこと、それから協力してくださる方の存在や働きかけを感謝をしながら受け容れていくこと。

何もできない人というのは、人の協力を得ることができるという強みを持つ。ということを証明したような私自身の起業体験です。

◆お忙しい中 ありがとうございました。これからもますますのご活躍を期待しております!