今月の輝いている人

今月の輝いている人~石崎公子さん

今輝いている女性、ビジネスウーマンをご紹介しています。

今月は
トラベシア(travessia)代表
コミュニケーション・スペシャリストとして活躍されております
石崎公子さんです。

◆インタビュー◆

◆今日は、トラベシア(travessia)代表
コミュニケーション・スペシャリストとして活躍されております 石崎公子さんにインタビューさせていただきました。

石崎さん 今日はよろしくお願いいたします。
最初に 自己紹介をお願いいたします。

石崎公子と申します。
大学で栄養学専攻だったことがきっかけで、テレビの料理番組企画担当として総合広告代理店に新卒入社し、勤続25年を経て退社しました。 勤続中には、食~多種多様な業界の広告/PR/販促活動に携わりました。 その間には、国の審議会専門委員やシンポジウムパネラー、セミナー講師など、流通企画アドバイザーの立場での活動も。

退社後は、事務所トラベシアtravessiaを開業しました。
実用書籍の企画/編集/原稿執筆の他、コミュニケーション活動(広告・PR・販促他)にまつわるコーディネートやアドバイス、業務推進や若手指導などを行う「コミュニケーション・スペシャリスト」としての活動開始しました。

いいところを探し、見つけて引き出す広告業界経験を生かし、「ヒキダシスト」として小さな会社や個人のコミュニケーション(表現方法)、ブランディングをアドバイスしています。
そこで大事にしているのが「人」が「自分らしく」生きているか。
ブランディングで最も強い力を持つのは、「人の生き方」だと考えています。 また、その人らしい生き方・働き方を追及する個人向け勉強会や個人トークセッションも行っています。

生きざまが表われる人の顔つきや遺影に関心が高く、顔つき、顔の見せ方やプロフィールの表現方法を核にしたブランディングをアドバイスしています。
遺影をきっかけにエンディングノートと出会い、顔から考える終活を提案。 顔には生き様が表れること、自分らしい「いい顔」を大事にし、それを遺影にすることは思いやりだと提唱しています。

★著書: 「失敗しないエンディングノートの書き方」(法研)
★ブログ: ヒキダシスト石崎公子 人生ってなんだ?

◆ ここ1、2ヶ月、どんなお仕事をしていらっしゃいましたか?

【恒常的にやっていること】
会員制・月謝制クラスのエンディングノート講座
エンディングノートにある項目に合わせ、毎月設定されたテーマで少しづつ情報を仕入れながら、生き方を考える少人数講座。
テーマによっては専門家を呼び、深く、賢く学びながら、裏事情まで聞きながらの講座で、30代の参加者も。ワイワイいろんな話が飛び交い、親のことを考える人にも好評です。

こちらで講座の様子が動画でご覧になれます。
→ https://www.youtube.com/watch?v=hOwxWHpQMiQ

ヒキダシストセッション
どんな人にも必ず「素敵」が眠っている。
だからそういう「素敵」をみつけ、引き出すこと。・・・
定期的(毎月・隔月)に行うマンツーマンのトークセッション。
引き出した魅力をどう生かすか。時にはそのためのワークも用意し、ご一緒に考えていきます。

 

【単発でこの1~2ヶ月でやったこと】
自分らしく生きることを考えるセミナー開催
1月21日には、「穏やかな最期を迎えるために望む医療とは」をテーマに、終末医療現場経験の長い看護師とのコラボセミナーを開催。
どんな最期を迎えたいか、どんな医療を望むのかを考えることが、どう生きていきたいかが土台になるので、終末医療現場のお話から、自分の今を考えました。

その人らしいいい顔を捉える、「いい顔」撮影会開催
1月31日に百歳王写真館にて開催。
特徴は、数日前に面会し、充実感をもってやってきたことや嬉しかったことなど今までの人生をお聞きし、その方の「いい顔」を確認すること。
写真納品時に、どんな話をしているときにどんないい顔をするかをお伝えするのが好評。

【ご依頼があってこの1~2ヶ月にやったこと】
◎講演・講座
「私らしく生きるための終活」2/21、28の2回シリーズ
足立区鹿浜地域学習センター 寄り道サロン
「顔は生き方の定期検診~遺影から考える終活~」2/25
都筑想続塾(行政書士山下法務主催/一般社団法人日本想続協会共催)

◆ どのようなきっかけで 現在のお仕事を始められましたか?

今の仕事をしている転機、きっかけは3つありました。
その1)大学で興味はなかったのに偶々栄養学を学んだこと。
その経緯はこちらで
→  http://kimikoishizaki.blogspot.jp/2015/02/blog-post_24.html

その2)広告会社に就職し、長年広告の仕事をしてきたこと

その3)アメブロ「遺影について思うこと ~自分らしく生きるために~」

今はほとんど更新していませんが、当時はまだ終活なんて言葉もなく「遺影」についてのブログなんてありませんでした。読者になってくれたのが、葬儀関係や僧侶等の宗教者や相続関係の方々。それをきっかけに終活業界の方々とご縁を得て、エンディングノートに出会いました。
そこで知った考え方が「逝き方は、生き方」終活って、自分らしく生きるためにとても有効なことだと気づいたのです。

◆エンディングノートとの出会いから終活について深く考えるようになられたのですね!
今の仕事で、どのような苦労したことや大変だったことがありましたか?

一人だということ。仕事に最低限必要な環境を整えることは、会社員時代は会社の人がいろいろやってくれていたことをよく理解していませんでした。
パソコントラブル、電話対応、宅配便の受け取り等々、一人は大変。
ちょっと困った時の相談も、周りにいろんな人がいつもいる状況ではないので、自ら連絡を取らないと聞けないし、たまたま周りにいる人にちょっと聞くような軽いノリでは聞きにくいものです。 何でも一人でできると思っていたのは大間違いでした。

◆ この仕事のやりがいはどんなところでしょうか。

全てが自分次第ということ。
やりがいでもあり、しんどいところでもあります。
それでも、お客様に評価をいただいた時は大変嬉しく思います。
人の生き方にフォーカスしているので、いろいろな方の人生をお聞きし、私自身が刺激をいただくのも醍醐味の一つです。

 

◆お客様の人生に触れることが石崎さんの人生の気づきにもなっているのですね!
石崎さんは、この仕事を通して どのように変りましたか?

ご縁を大切にするようになったことかも?

◆石崎さんの今を4字熟語で表すとしたら どんな漢字でしょうか。

試行錯誤
七転八起

日々いろいろあるので、毎回トライ&エラーですから(笑)。

◆石崎さんが、今いちばん集中して楽しんでいらっしゃることは何ですか。

・・・意外にも楽しんでることが浮かばないんです。
会社員時代は、深夜近くまで働いていたけど土日はガッツリ遊ぶ、というリズムがあり、集中して楽しんでいたのですが、今は気づくと仕事(か、仕事に関連したこと)ばかりしてるんですね。
もちろん、それは全然苦ではないんですが、精神的にあまり好ましい状況ではないと思うし、もともと私は遊ぶこと楽しむことが大好きだったはずなので、楽しむための時間を意識して確保することは、今の課題です。

◆ 石崎さんの人生の中でいちばん嬉しかったことは何ですか。

ヒミツ(笑)

◆ 人生の中で何か後悔していることはありますか。

学生時代にもっと勉強しておけばよかった。海外留学すればよかった・・・
今からでもできることですけど、ね。
ただ、できるだけ後悔しないようにしています。どんなに残念なことでも肥やしになるはずなので。

◆石崎さんは、これからどのように生きていきたいですか。

無理せず、素直に生きていきたいと思います。
ついつい、後悔したり、人と比べて羨んだりしがちですが、自分は自分と受け入れて、不自然なことはしない、無理しない。
がんばるのも、自分らしい頑張りをしていこう、と。

◆ これから起業する方へのアドバイスがありましたら、お願いいたします 。

もしも起業する理由が、「自分の時間が自由になるから」「お金持ちになりたいから」ということだとしたら、私はあまりオススメしません。
例えば1年間だけ、というように期間限定で起業するならそれもいいかもしれませんが。
起業は、それも最初のうちは時間に追われる人の方が多いのではないかと思います。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと、やらなきゃいけないことがいっぱいあります。
始めからいいお客さんをしっかり持っていない限りは、最初からお金なんてなかなか稼げません。仮に稼げたとしても、長続きはしません。場合によっては持出しも多くなります。
だけど、起業してお客様に喜ばれたら、それはかけがえがないほど充実感を感じます。
だから、「私が始めるんだ!」「私はどうしてもこれがやりたい!」「私しかやる人はいない!」という強い気持ちがあるかどうか、その気持ちを持ち続けられるか・・・そこがとても大事になってくるのではないかと思います。

そういう私自身も、強い気持ちを持っていたはずなのに「もうダメかな」「やめた方がいいのかな」と頭をかすめる日がまったくないということはありません。起業した人には、きっと誰にもそういう不安な気持ちが時々やってくるのだと思います。

そんな時、初心に返り、何のために始めたのかを考えるのです。
そのとき、「自分の時間が自由になるから」「お金持ちになりたいから」という理由だと、「こんなはずじゃなかった・・・。」ということにしかならないのではないでしょうか。
起業は、何より継続が大変。
起業だけでなく、会社員が向いている人、パートタイマーが向いている人、派遣社員が向いている人、人それぞれです。
起業だけが夢とは限りません。
これから起業しようと考えている方、なんのために起業するのかをよく考えてみてくださいね。
起業が目的になってしまわないように。

 

◆お忙しい中 ありがとうございました。これからもますますのご活躍を期待しております!