今月の輝いている人

今月の輝いている人~矢野きくの さん

今輝いている女性、ビジネスウーマンをご紹介しています。

今月は
家事アドバイザー・節約アドバイザー 矢野きくの さんです。

 

◆インタビュー◆

◆きょうは
家事アドバイザー・節約アドバイザー
矢野きくの さん に インタビューさせていただきました。

矢野さん 今日はよろしくお願いいたします。
最初に 自己紹介をお願いいたします。

矢野きくの と申します。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとして、テレビ番組へ出演したり、コラムの連載をしたり、講演をしたりなどしております。
家事の効率化の提案、便利グッズキッチングッズの企画開発、時短のための調理法の紹介ほか暮らしにまつわること全般についてアドバイスさせていただいております。

★ブログ : 矢野きくのオフィシャルブログ
★Facebook:【暮らしのネタ】矢野きくの

◆どのようなきっかけで 現在のお仕事を始められましたか?

会社員時代は、女性専門のキャリアコンサルタントを約10年やっていました。そこで多くの働く女性が悩んでいたのが、仕事のことではなく、仕事と家庭の両立だったのです。
実際にわたし自身も、残業の多いその仕事と家庭の両立するために様々な工夫が必要でした。

自分が工夫していた生活術などを当初はキャリアコンサルティングをしている時にお話ししていたのですが、毎回同じことを話している自分に気づき、それをメールマガジンとホームページにまとめたのが今から14年ほど前になります。

ホームページを開設してすぐに女性誌のESSEが取材にきてくださり、そこから取材されることが続きました。
アドバイザーとしてのテレビ出演や講演も多くなり、連載の本数が増えてきたところで、会社員としての仕事とは両立が難しかったため、会社員をやめて、現在のしごと一本としたのです。

◆仕事と家庭を両立するための矢野さん自身の知恵と工夫が現在のお仕事につながったのですね! 今の仕事で、どのような苦労したことや大変だったことがありましたか?

苦労や大変だとは思っていませんが、意識していたことはあります。
「家事」という分野を仕事にするのですから、それは世の中で1,2位を争うほどにライバルが多い仕事であるということです。

一般的に主婦の方や一人暮らしの方でもやっている家事、その家事のアドバイスを仕事にするとなると、家事をやっている人すべてが、お客様になる可能性もあり、また逆にライバルでもあるのです。
一般的にやられている家事の方法を、なんの意識ももたずに紹介したって、それは仕事になりませんから。

だから、どのような内容を、どのタイミングで、どのような見せ方をするか。
テレビ、ラジオ、ネットのコラム、新聞の取材、そのとき、そのときの対象にあわせた言葉遣いや、説明の難易度などをかなり考えています。

◆常にどのように伝えていくかということを、考えていらっしゃるのですね。 この仕事のやりがいはどんなところでしょうか。

みなさんが暮らしていく中で、切っても切れない家事という基板のようなものに対して、それをアドバイスすることによって、聞いてくださった方の暮らし方が楽なものになったり、充実したものになってくれる可能性があることです。

◆家事が楽しく生活しやすくなるのはとてもうれしいことですね!今いちばん集中して楽しまれていることは何ですか。

「楽しんでいる」という言葉が適切かどうか・・・なのですが、『今いちばん集中していることは』というご質問であれば、間違いなく私はこのようにお答えします。
東日本大震災後、わたしは福島県いわき市の復興のお手伝いをしたいと思い、活動してきております。
「福島県にとっての」「いわき市にとっての」「この業種にとっての」「この人にとっての」 復興って何なんだろうか。

それに対して何ができるのか、何をするべきなのか。を考えています。
これらのことに携わることによって、自分の仕事でも本当にやりたいことが見えてきたりと新たな発見があるのも事実です。

◆福島の復興に携わることによって、矢野さん自身に新たな発見があったのですね!矢野さんの人生の中でいちばん嬉しかったことは何ですか。

常に嬉しいことはありますので、いちばんという順序はつけられません☆

◆ 矢野さんは、人生の中で何か後悔していることはありますか。

後悔していることはありません。
「失敗したな」と思うことはあっても、そこから何か生み出すように、しているからです。
生み出すといっても大したことではなく、同じ失敗をしないように、しっかり対策を考えれば、今後のプラスになるからです。

◆ 矢野さんは、これからどのように生きていきたいですか。

これからというか、これまでも思ってきたことですが、

・何が本道(本質)なのか常に見極めるように心がけておくこと

・視界は広く、想像力を働かせ、たくさんのケースを考えること。
そのためにも、否定や怒りを原動力とせず、笑いと明るさで視野を広げること。

・自分の利益のためだけに人と付き合うようなことをしないこと(これは、やられると嫌ですよね)

◆これから起業する人へのアドバイスがありましたら、 お願いいたします。

「起業をしたい」とそこを目指すと軸が狂ってきてしまうと思います。
「出版したい」とか「講師になりたい」と目指すのも同じです。
何かの分野において極められたら、それがビジネスとして成り立つし、そのことについて書籍化してほしいと思う人がでてくるし、その話を聞きたいという人もでてくるでしょう。

しかし最近は順序が逆になり、「起業したい」「出版したい」「講師になりたい」が先に立ってしまう人が多いため、本末転倒になってしまい上手くものごとが進まなくなってしまうのだと思います。
だからまずは、自分は何が極められるのか、そこをしっかり見つめることから始めると起業への道に繋がるのではないでしょうか?

 

◆お忙しい中 ありがとうございました。これからもますますのご活躍を期待しております!