今月の輝いている人

今月の輝いている人~大野智恵美さん

今輝いている女性、ビジネスウーマンをご紹介しています。

今月は有限会社ジャパンスタイルフレグランス の 大野智恵美さん です。

 

◆インタビュー◆

◆きょうは
有限会社ジャパンスタイルフレグランスで
香りの演出をされております 大野智恵美さんに
インタビューさせていただきました。

大野さん 今日はよろしくお願いいたします。
最初に 自己紹介をお願いいたします。

有限会社ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
長い会社名ですが、
〈日本の暮らしに合った香りで、
皆様の毎日をもっと豊かにしていただきたい〉

そんな気持ちが詰まっています。

Facebook:大野智恵美

◆どのようなきっかけで 現在のお仕事を始められましたか?

20代後半まで、建築のアートワーク(壁面の装飾やオブジェの企画)を仕事にしていました。 人のいる空間を演出するには、アートワークのように視覚に訴えるもの、聴覚に訴えるBGMなどがあります。そこがもし、心地よい空間なら、美味しいお茶のように味覚に訴えるものを演出に加えてもよいでしょうし、触り心地よいソファーで触覚を満足させてもよいでしょう。

今から20年前は、まだまだ香りの演出という、嗅覚に訴えるものが重要視されていませんでした。
香りを多くの人が、もっと身近に、そしてリラックスやリフレッシュ、よりよい空間の演出として使えるようになったら。

そんなことを、ある現場で考えたのが、香りを自分の仕事にするきっかけでした。

◆香りのリラックス効果を当時から重要視されていたのですね!
今の仕事で、どのような苦労したことや大変だったことがありましたか?

個人事業でスタートし、平成16年に法人化しました。
ですが、会社経営の何がしを知っていたわけでもなければ、それまで計画すら考えたこともなかったので、最初は毎月の月次を見ると、笑えるくらいのマイナスが続いていました。 自分の手にするお金を労働時間で割ると、高校生のアルバイト以下で、友人にそれをネタによくからかわれました。
ですが、それが苦労だったのか、と言うと、当時も今も、たいして苦労とは思っていないようです。

◆苦労を苦労と感じず楽しまれてきたのですね!
この仕事のやりがいはどんなところでしょうか?

メーカーとしての仕事では、直接ユーザーに会うことはありません。
よい香りを体感して、気分よくなっている現場に居合わせたい、と思い、〈香りのデザインスクール〉を始めました。
名古屋をはじめ、東京(南青山)などいろいろな場所で定期的にレッスンをしています。
レッスンで、作った香りに満足して、にっこり笑顔の生徒さんに出会えた時はやりがいを感じます。

また、生徒さんの中から、講師として活躍してくださる方、香りをご自分のお仕事に選んでくださる方、ながらくの趣味にしていただける方がいてくださるのは、その方々の人生のお役に立てたのだと思い、大きなやりがいを感じます。

 

◆今や香りは日常の演出に欠かせないものになっていますよね(^^)
大野さんは、この仕事を通してどのように変りましたか?

スーツを着ることをやめました。
もちろん、場面に合わせて失礼がないよう、ジャケットは着ますが、上下揃いの黒やベージュのスーツを私のクローゼットからお嫁にいってもらいました。
香りの仕事をしている人として、人が求める印象に、かたいビジネススーツはそぐわないと思ったのです。
これは、ただ自分の好みの問題かもしれませんね。 ですが、人は誰でも自分の印象を自分自身でコントロールできると信じています。
まずは、どう見せたいかを決めることがスタートですが、その手段として、ファッションや香りを使ってみるのは、なかなか有効的ですよ。

◆ 大野さんの今を4字熟語で表すとしたら どんな漢字でしょうか。

首尾一貫

どこを切り取っても、大野智恵美です。
何をしても、私なりの理由があります。

◆大野さんが、今いちばん集中して楽しまれていることは何ですか。

大好きな人達と過ごす時間。
何をするかは、こだわりませんが、その時、一緒にいる人の笑顔を作ることが、最高に、そして夢中になるくらい楽しいことです。

◆大野さんと一緒に過ごす人達は、とても楽しい時間をいつも過ごしているのでしょうね(^^)
大野さんの人生の中でいちばん嬉しかったことは何ですか。

難しい質問ですね。
嬉しい記憶はたくさん合って選べません。

なので、一番最近嬉しかったことを。

私はネコと二人暮らしです。
もう14歳のネコです。
最初は、私の妹だったのに、しばらくしたら、私のお姉さんになり、私のおばさんになった彼女です。
朝、目が覚めると、この暑い季節でも(彼女はエアコンが嫌いです)、ちゃんと隣にいてくれて、私が起きたことを確認して、ノビをする。
彼女の柔らかな毛に触れて、目と目が合った時に、一日で最初の幸せを感じます。
と、すると、もしかしたら、人生の中でも、ペットショップにいる彼女と会えたことは、「嬉しかったこと」の、かなり上位に入りますね。

◆ 大野さんは、人生の中で何か後悔していることはありますか。

今日、お気に入りのワンピースにアイロンをかけようとして、うっかり裏地を溶かしてしまいました。 どうして、当て布をしなかったんだろう。

私の場合、おおよそ、自分の大雑把な行動により、後悔がおこります。

◆ 大野さんは、これからどのように生きていきたいですか。

毎日が新鮮な驚きと喜びで満たされますように。

そして、最後は数十年が楽しかったことに感謝して、この世とお別れしたいです。

私と一緒に過ごす人達は、人生でいくつかのびっくり箱を開けることになります。

◆お忙しい中 ありがとうございました。これからもますますのご活躍を期待しております!