今輝いている女性、ビジネスウーマンをご紹介しています。
今月は アマチュア競技ダンサーとして活躍されている
千葉順子（ちばよりこ）さんです。
◆インタビュー◆
◆きょうは 盛岡市で競技ダンス用のドレスサロンを経営され、またご夫婦でアマチュア競技ダンスで世界的に活躍している 千葉順子さんに インタビューさせていただきました。
千葉さん 今日はよろしくお願いいたします。 最初に 自己紹介をお願いいたします。
名前は千葉順子（ちばよりこ）です。
盛岡在住のアマチュア競技ダンサーです。
仕事は、競技ダンスやデモンストレーション用の ドレスサロンを経営しています。
インターネットでリサイクルドレスのネットショップも 運営しています。
ドレスを売りたい方と買いたい方の橋渡しです。
ドレスロンとネットショップの両方を運営しています。
ドレスサロンひよこ
住所 0200823 岩手県盛岡市門１－１９－１９
電話 019-613-7486
◆とてもすてきなドレスサロンですね！！
どのようなきっかけで 現在のお仕事を始められましたか？
趣味で、夫と組んでで、競技ダンスをしておりますが、 ダンスをしているとどうしても新しいドレスがほしくなります。
いったいどこで買ったらいいんだろう？
当時は売っているところは東京とか、大きい都市だけでした。
それじゃインターネットは？ということで探してみましたが ダンスドレスを売ったり買ったりできるサイトがほとんど なかったのです。
ないんだったら自分でやるしかないかな。
ということで自分のサイトで少しずつはじめてみました。
幸い、自分でダンス競技会の遠征日記を書いておりましたので そこを使うことにしました。
最初は無料掲示板で紹介のみ。
その後、手数料を払ってもいいから、売却をしてほしいと 言われるようになり、会社員の片手間にやっていましたが ５年前に会社を退職して起業いたしました。
起業するきっかけは生死をさまよう大病をして、命が 助かったことです。 命をいただいて生かされていると実感ました。
何か私にできることがあるのでもう1度いただいた命 ではないだろうかと。
それで会社を辞める決心もして、ドレスを本業にしようと 決意しました。
◆ご病気で大変おつらい思いをされたんですね。命の大切さ、生かされているという実感から起業を決意なされたんですね！
今の仕事で、どのような苦労したことや大変だったことがありましたか？
あまり苦労らしい苦労はしていないかもしれませんね。
今はスタッフがおりますが、最初はひとりでやっていました。 自宅の一室を使って孤軍奮闘でした。
何が大変かというと、すべてを一人でやっていましたので 寝る時間を惜しんでやりましたが、それでも追い付かない 状態になりました。それくらいでしょうか。
（今も追いついていないような状態ですが、スタッフがいるので 少し楽になりました）
◆好きなお仕事なので、大変なことも苦労ではなく楽しみになるんでしょうね（＾＾）
この仕事のやりがいはどんなところでしょうか？
売りたい方と買いたい方の橋渡しですが、全国には いろんな方がいらっしゃるので、いろんなドレスが集まります。
売りたい方は売れて喜んでいただけます。 買いたい方は素敵なドレスが格安で手にはいって喜んで いただけます。
そして、私はみなさんに喜んでいただけて、そして手数料を いただいてうれしいです。
素敵なドレスをありがとう。売ってくれてありがとう。 そういわれたときはとてもうれしくてやりがいがありますね。
winwinwinのお仕事だと思います。
◆素敵なドレスに出会えて、みなさんの笑顔が見えるようです。この仕事を通して千葉さんはどのように変りましたか？
インターネットで起業している仲間と出会えました。
会社員時代では考えてもみなかった世界の方たちと 知り合えて、人生の巾が広がりましたね。 とても大事な人生の友に出会えました。
やりたいことが山ほどあります。 人生において楽しみに対して欲張りになりました。 経済的な部分はあまり変わりませんが、やりたいことを 仕事にできているので充実感があります。
◆千葉さんの今を４字熟語で表すとしたら どんな漢字でしょうか
むずかしいですね。
あえて表すとすると「華麗奔放」でしょうか。
意味は、きわめてはなやかで思うままに振る舞うこと なのですが、まあ目標ですね。 いつまでも華麗に思うままに生きて踊って仕事して いけたらという目標みたいな感じでしょうか。
または一期一会
ドレスとはほんとうに「ご縁」というものがあるように思います。 ほんとうにほしい方にめぐりめぐって渡っていくようです。 ドレスとも一期一会、お客様ともいろんなご縁でかかわらせて いただいています。
◆千葉さんが、今いちばん集中して楽しまれていることは何ですか。
やはり踊ることでしょうか。
利益はそこそこでいいと思っています。 まずは健康でずっと踊っていられること。 それが一番なので、夫と二人で踊ることを楽しんでいます。
◆千葉さん御夫婦は日本代表として世界選手権に出場なされているんですよね！すばらしいですね！！
2011年4月30日 スペインマヨルカ島で開催の シニア世界選手権の日本代表の3組のうちの1組として 参戦しました。（シニアは45歳以上のクラス）
あの歴史に残る3.11大震災のすぐあとだったので、 新幹線さえもまだ復旧していない状況で、飛行機だけが なんとか関西まで飛んでいて、関空からスペインに出発 いたしました。
迷っている私の背中を押してくれたのは、被災して我が家に 身を寄せていた友人でした。
「こんなときだからこそ、チャンスをものにしてがんばってきて！」
泣いているだけじゃだめだ。
復興するには元気な私たちが普通の生活をしていかないといけない。
スペインの世界選手権にいこう！
その思いが私たちに実力以上のパワーをくれたようです。
223組中47位という成績を収めました。
一生の思い出になりました。
詳しい日記はこちらをご覧ください。
◆千葉さんの人生の中でいちばん嬉しかったことは何ですか。
人生のパートナーである夫と巡り合えたこと、でしょうか。
夫は入社したてでお金もなく、奨学金を２か所から借りていた こともあり、夫婦二人で働いていたとはいえなかなかキツイ生活 でした。 そのうえ、長男の末っ子で姉が3人もいて実家が農家でしたから 普通は結婚を一番避けたい相手でしたね。
しかし、一番自分が自分らしく暮らしていける相手が夫でした。 これは年下ということもあり、自分が無理しないで自然体で 生きていける大事な伴侶に巡り合えました。 かなり年下だったのでいろいろ反対されて大変でしたが 結局、入籍だけして親には事後承諾という形になりました。
そして、大病で命が助かったこと。 その後の人生はすべての出来事に感謝してすごしています。
◆大恋愛だったんですね！！ダンスもお二人息がぴったりで素晴らしい御主人ですね！
それでは、千葉さんの人生の中で何か後悔していることはありますか。
不思議ですが、後悔はほとんどないのです。
あえてひとつあるとすれば、子供が授からなかったことです。 それも後悔というよりも残念だったということだけです。
ただこれは、夫と二人でも暮らしていけると神様があえて 授けなかったのではないかと今は思っています。 今の生活が充実しているので、その中に子育てというものが はいってきていたら、今の生活はなかったかもしれません。
あ・・・・子供の時代になりますが、 親の経済状況とかそういうものがいろいろ見えていました。 だから習い事にしてもあれをやりたいこれをやりたいという ことが言えませんでした。 言えていたら人生が少しだけ変わっていたかな？ もっと自分を出せる子供だったらなあという思いはありますね。
いや、だとしても今と同じことをしていたと思いますけどね。
◆千葉さんはこれからどのように生きていきたいですか。
とにかく二人とも健康で、いつまでも二人で踊っていられること。
現役競技ダンサーとしてドレスサロン経営しながら、日本を はじめ海外に遠征にいきたいと思います。
ダンスは生きがいです。
◆これから起業する人へのアドバイスがありましたら、 お願いいたします。
私の場合は、こういう仕事をしよう！と思って起業したわけ ではありませんでした。
少しずつこうしてほしい、 こういうことはできない？
と、お客様からの要望で少しずついろんなことを取り入れて いきました。 自分が困っていること、自分が不便なこと。 こういうことは他の方も困っていることにつながります。 だったら自分でやってみよう、そういう自然な起業の仕方だと 無理がないように思います。
会社員として自立しながら、楽しみながら副業的にはじめて 軌道に乗ってきたので、退職というのがいいように思います。 私の場合は２５年務めて年金受給資格をいただいてからの退職 でした。この仕事を専門にとは思っていませんでしたが自然と こういう形になりました。
自分を追い込まず自然体で。
あまり気負わないで、楽しみながら人生がとんとんになれば いいというくらいの気持ちからはじめたほうがうまくいきそうな 気がします。
◆お忙しい中 ありがとうございました。これからも素晴らしいダンスを踊ってくださいね！
