海外教育事情

海外教育事情~アメリカの学校事情<第4回> バレンタインデー

バレンタインデーが近づくと、ショッピングに出ますと、既に店内は赤やピンクのハートのついた商品や、チョコレート、キャンディなどが目につき、気分はすっかりバレンタイン・モードになりますね。
日本ではバレンタインデーは女子が想いを寄せる男子にこっそりチョコを渡す日、、、ですが、アメリカの場合は違います。
学校へ通うお子さんをお持ちのお母様方にも大いに関係がありますので、今日はアメリカの学校でのバレンタインデーの習慣をお話しいたします。

小学校ではバレンタインデーの1週間ほど前になりますと、クラスメイトのリストを生徒に渡します。バレンタインデー当日は男女関係なく、クラスメイト全員でカード交換が行われます。
ですから、先生からリストをもらってきたら、自分のお子様の名前が入っているか、スペルが間違ってないか、そしてクラスの人数を確認したら、お母さんは渡すカードの準備をお子様と始めます。
交換に使われるカードは特に決まりはありません。クラス全員ですので、バラ売りのカードを買うと割高になりますが、この時期、ありがたいことにいろいろなお店でご覧のようにカード入りキャンディー類がたくさん売り出されています。

 

箱には複数のキャンディー・チョコレート、そして複数のバレンタインカードが入っています。
クラスの人数に合うように確認して購入してください。中のカードは下のようにTO;(クラスメートの名前)、FROM:(自分の名前)を記入するタイプのカードが入っていますので、英語を書きなれないお子様でも無理なく準備できると思います。

 

もちろん、アイデアのある手作りのカードでもOKです。
例えば赤い画用紙をハート型のカードに切り、そこにキャンディーやキスチョコをテープで貼る簡単なものでも大丈夫です。
必ず相手の名前と自分の名前は書くようにします。当日はお子様はクラスメイトと交換したカードやキャンディを持ち帰ってきます。

小学校でしたら、スクールバスのドライバーや担任の先生へもチョコレートを送るといいでしょう。
先生へ送るチョコレートは高額なものである必要はありません。予算に合わせて小箱のもの($5)などあります。
お子様が多くいらっしゃるお母様はお世話になっている先生の数も多くなり、お財布に負担がかかりますから、上手にお買い物されてください。

中学・高校になると友達同士(男女関係なく)はちょっとしたチョコやキャンディーを交換しますが、クラス全体で交換する習慣はなくなります。また先生も教科ごとに違いますから、持っていかなくなってきます。お子様に様子を聞きながら調整するといいかと思います。

下の写真は子供が中学の頃に用意した先生向けのチョコレートですが、この年以降は親の準備が大変なのと、先生へ持っていくと「Teacher’s pet(先生にひいきされる生徒)」と言われるから嫌だと子供が言い出し、あげなくなりました。

 

小学校のうちはバレンタインデーだけではなく、クリスマスや学年末にも先生へ感謝のプレゼントをする親もいます。
学校によっては「Teacher’s Appreciation Week(先生へ感謝する週)」というのを学年末に設け、日替わりで花、カード、キャンディー、ハグをあげましょうというのもあります。
先生へあげるカードはお子様に書かせるようにするといいと思います。心あるバスドライバーや先生はその日の帰りまで子供にギフトのお礼のカードを持たせてくれる人もいます。
もらった側が気持ちの負担にならない程度のものがいいでしょう。

親子でアイデアを出しあって、バレンタインデー準備もエンジョイしてください。

◆ 第5回 ボランティア へ続く

 

By ☆べるうっど☆
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