◇ オーストラリアの学校情報
「ホリデーケア」
オーストラリアの学校には、休みがたくさんあります。
秋休み 2週間 (3月終わりから4月初め)
冬休み 3週間 (6月終わりから7月初め)
春休み 2週間 (9月終わりから10月初め)
夏休み 8週間 (12月、1月)
日本の1.5倍くらいある計算でしょうか。
親の休みは、普通の会社で、年休20日(4週間)なので、
子供の休みのあいだ、ずっと会社をやすむことはできません。
かといって、12歳未満のこどもを、こどもだけで家においておくのは、
いかなる理由があろうと、ほんの短時間でも、違法なことなので、
こどもだけで留守番させたりはできません。
(こどもだけが家にいるところを発見されたら、警察に通報されて、
親は刑事罰をうけます。
最悪の場合、悪い親と認定されて、こどもをとられるかもしれません。)
休みのあいだこどもをどこに預けるかは、共働きの夫婦にとって、
切実な問題です。
また、祖父母や親戚がみてくれるところでも、何週間もつづく休みでは、
面倒みるほうも、みられるほうもいやになってしまいます。
そういうときに、頼るのが、ホリデーケアです。
日本ふうにいうと、休み中の学童保育です。
ホリデーケアは、低学年のうちは、保育園でしてくれます。
絵をかいたり、遊具であそんだり、保育園とほぼおなじことをします。
1週間のうち1回は、映画を見に行ったり、スケート場にいったり、
楽しいこともしてくれます。
ただ、保育園は場所がせまくて、おもちゃも小さい子用で、
小学生にとってはあまりおもしろいものではありません。
料金も高いので、親にとっても痛いです。
保育園以外では、公民館などで、先生や保育士の資格を持った人たちが、
休みのあいだだけするホリデーケアもあります。
こういうホリデーケアは、値段もサービス内容も差が大きくて、
いいところにあたればいいですが、ひどいところもあります。
ひとでが小さいころ、一度行ったところは、
大きい子たちは、一日中プレイステーションをし、
ひとでたち小さい子はすることがなくて、お庭でただあそんでいた、
というところがありました。
4日いってやめました。
学校で、ホリデーケアしてくれるところもあります。
最近は、私立の学校では、
休み中のスポーツプログラムをしているところも多くなって来ました。
ひとでの学校では、「スポーツラウンドアバウト」というプログラムを、
やすみになると、いつもやっています。
先生がいうには、厳密にいうとホリデーケアではなくて、
まじめなスポーツコーチングだそうですが、
親たちは、ホリデーケアだと認識しています。
朝から午後2時くらいまで、子供たちを年齢別にグループわけして、
水泳、テニス、野球、体操、クリケット、バスケットボールなど、
ローテーションして教えてくれます。
コーチは、それぞれのスポーツのちゃんとしたコーチです。
おひるには、ソーセージのバーベキューがでます。
ほかに、テニス、水泳、バスケットボール、サッカーだけなどの
キャンプもあって、ほとんどの日を、学校のスポーツプログラムで
過ごすこともできます。
最後の手段に、仕事場に子供をつれていってしまう、というのがあります。
ひとでは、休みの度に、私の会社で1週間くらい過ごします。
私の会社は、お客さんが頻繁にやってくるようなところではないし、
ひとでは、とてもしずかに、いい子に会社で勉強したり、本を読んだり、
会議室でテレビを見たりするので、会社の同僚たちも、大目にみてくれます。
オーストラリアでは、家族が一番という考え方が浸透していて、
困った時には、仕事をなげすてて家にかえる同僚をとがめないし、
こどもが会社にきても、面倒をおこさないかぎり、特に問題になりません。
配達を仕事にするひとなど、こどもを車にのせて、配達してまわるひとも、
たくさんいます。
休み中に、こどもたちが、安全に楽しく過ごして欲しいというのが、
親の究極の願いです。
ちょっとお金はかかるけど、ホリデーケアにつれていったり、
親と一緒の時間を過ごさせたいから、仕事につれていったり、
こどもの幸せが、いちばんですね。
By ひとでお母さん