◇ オーストラリアの学校情報
「宿題」
私は、日本の新聞(朝日と読売)を、インターネットでよく読みます。
先日、「外国と比較して、日本の子供の学力低下」という記事がありました。
そのなかに、日本の子供が宿題にかける時間は、1日1時間、
テレビやゲームにかける時間は、1日3時間とありました。
宿題をするのがたったの1時間?テレビやゲームに3時間?
びっくりしてしまいました。
ひとでは、宿題が少ない日でも1時間半、
週末には6時間くらいすることがあります。
うちにプレステもゲームボーイもあるけれど、正直言って、
時間がないので、あまり遊んでいません。
テレビは、好きな番組しかみないので、平均したら1日1時間未満ですね。
宿題は、低学年からわりとたくさんでます。
授業中に終わらせることのできなかった、算数ドリル、
スペリングドリルをやってくるというもの、
プリント問題を解いて、さし絵にきれいに色をぬってくるというもの、
がよくでます。
このほかに、本を毎日読む、というのもあります。
1、2年生だと、これだけでも45分はかかります。
こんなに小さい子でも、「自分で調べて、絵をかいて、字もかいて、まとめて、
レポートをつくる」という宿題が、1学期に1回でます。
ひとでが2年生の時にやったレポートは、
「自分の好きな海の生き物についてしらべて、A3の紙の表裏にまとめる」
でした。2週間くらいかけてレポートをつくります。
こういうレポートの宿題だと、
図書館でしらべる、計画する、文章をつくる、絵を書く、大きな紙にまとめる、
という手順をふむので、時間がかかります。
きれいにできなくてもいいので、こどもが自分のちからで調べて、
自分のことばで書くことが重要です。
本の丸写しや、インターネットからの印刷をはりつけるのは、いけません。
3、4年生になると、レポートの文章を、タイプしてくるようにも言われます。
ひとではタイプが下手だったので、100ワードほどの文章をタイプするのに、
4時間かかったことがあります。
5、6年生になると、レポートの形式は自由になってきます。
理科のレポートでは、
コンピューターがうまい子はパワーポイントをつかってもいいし、
器用な子は模型をつくるのでもいいし、
ふつうにポスターにまとめてくるのでもいいです。
英語の作文の宿題では、できごとや読書感想文を書くのではなくて、
小説を書くことが多くなります。
「第一次世界大戦の兵士になったつもりで、ふるさとの両親に手紙を書く」
「ホラー小説を、3ページ以内で書く」
「短いユーモア小説を書く」などです。
こういうことを書くには、その背景となる歴史をしらべることも必要ですし、
人物の性格や、物語の舞台を描写するために、本を読んだり、
書くテクニックを練習したりしなければなりません。
何週間もかけて、下調べして、下書きして、校正して、タイプして、完成です。
私が、こちらの英語(日本でいう国語)教育ですばらしいなあと思うのは、
自分の書きたいことを、自由な発想で、自分のことばで書く練習を、
全員に、たくさんさせることです。
小説を書くなんて、文章をはじめからおわりまで、
じぶんで創作しなければならないのですよ。たいへんです。
ひとではまだ小学生なので、中高校の宿題については、はっきり言えませんが、
小学校の先生たちは、「ハイスクールに行ってから困らない様に、
レポートを書かせたり、作文させたりしている」と、親に説明しているので、
中高校でも、宿題の基本は変わらないと思います。
レポート、作文、論文の提出が多くなるのでしょう。
By ひとでお母さん