◇ オーストラリアの学校情報
「いじめ」
どこの学校にもいじめ=bullying(ぶりーいんぐ)はあります。
公立でも、私立でも、カトリックの学校でさえも、
小学校でも、中高校でも、あるものはあります。
テレビのニュース特集では、
「うちの子がいじめられているのに学校はなにもしてくれない」
「いじめっ子だからといって退学になってどこの学校にもいけない」
と言った話がよくあります。
ある統計では、子供のうち6人に1人は、いじめられたことがあるそうです。
どこの学校でも、いじめは許されないことだと、きびしく教えています。
先生や周りの人が、この程度の意地悪や暴力はいじめのうちにはいらない、
と判断するのではなくて、
その子が、いじめられている、安全だと感じない、楽しくない、と思うなら、
いじめがあると判断されます。
ひとでの学校は男の子ばかりなので、
たたきあったり、こづきあったりしているようですが、
当人がいじめられていると思わない限り、いじめにはなりません。
でも、暴力でけがをさせてしまうと、暴力をふるったほうが即退学になります。
ことばや態度でいじめるのは、すぐには退学にはなりませんが、
担任の先生から注意をうけて、副校長の部屋によばれて居残り勉強させられて、
校長先生からも警告をうけて、それでもやめないと、退学もありえます。
子供たちは、いじめ=その子が楽しくない状態、はいけないことだと、
みなよくわかっているので、
そのような状態がおきたとき、多くの子がやめるように注意します。
注意されると、いじめた子は言い過ぎたと反省して、
ほとんどの子はあやまります。
いじめられていると、子供がいってきたときには、
担任の先生は、かならずすぐに行動にうつります。
必ず、すぐに、です。
いじめっ子本人、さらにはいじめっ子の親に、こういう申し出があったけど、
どうなんだろうと、きいてきます。
静かに話をし、さとします。
私は、ひとでがいじめをしてると先生にいわれたこともあるし、
いじめられていると先生に訴えたこともあります。
多くは、誤解、思い違い、気がつかなかっただけのことなので、
その時は気まずい思いをしても、はっきり話をすると、簡単に解決します。
ほとんどの場合、いじめが悪質になったり、広がるまえに、
いじめの芽はつまれてしまいます。
ひとでは、去年日本の小学校に、体験入学で1ヶ月ほど通いました。
最近になって、やっと本当のことを話してくれたのですが、
日本の学校は、楽しくなかったのだそうです。
クラスに勉強ができない子をいじめるグループがいたのだけれど、
だれもそれを止めないのだそうです。
ひとでが、そんなことを言うなととめると、
グループの子がなぐりかかってきたから、
空手のけりをいれたら、それいじょうなぐってこなかった、といっていました。
友達がいじめられているのに、それをとめないクラスメートに、
とても失望したようでした。
日本の学校の先生は、どんなふうに、いじめを解決しているのでしょうね。
By ひとでお母さん